2012年07月06日

硫酸カルシウム肥料「ダーウィン」と天狗印枝豆

硫酸カルシウム(石膏)肥料のダーウィンを使って、高品質の枝豆を栽培している産地が紹介されます。

放送予定日時:2012年7月9日(月)

放送局:テレビ朝日系列

番組名:やじうまテレビ【旬!THE調査隊】コーナー

内容:《旬の枝豆!最も美味しい食べ方》と題して枝豆の栽培方法やおいしさの秘密を取材

紹介されるのは、天狗枝豆 生産組合【沼田利根蔬菜組合】 生産者の新井武さんだそうです。

是非ご覧下さい。


枝豆は生育初期にカルシウム分を必要とします。
ダーウィンは硫酸カルシウム(石膏)と硫黄を主成分とした肥料で、そのカルシウム分は水に良く溶けるので作物に吸収されやすいことが特長です。
また、pHが6〜7と中性なので土壌pHを変化させません。

ダーウィンはカルシウム分を効率的に作物に供給します。


ダーウィンと他カルシウム肥料の比較はこちらをご覧下さい。
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2010年07月04日

静岡県いちご生産者研究大会

7月2日は東静岡駅のグランシップで開催された、JA静岡経済連主催の「静岡県いちご生産者研究大会」に取扱資材を出展しました。

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IPM関連資材の紹介ということで、
炭そ病対策の株元散水トレーの「苗丸くん」
うどんこ病対策に「ボトキラー」「きつつき君」「タフパール
ケイ酸肥料の「ベジベリーシリカ
粘着害虫捕殺シートの「ホリバー」と「スマイルキャッチ」
それと、同じく出展者のアリスタライフサイエンスの「スパイカルEX」「スワルスキー」「アフィパール」などの天敵をご紹介しました。

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会場には特約メーカーのアリスタライフサイエンスや出光興産、丸善薬品の担当者も駆け付けてくれて、来場者のいちご生産者の皆さんの質問に対応してくれました。

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出展者の中には特約メーカーの日本農薬の辻担当も。
一押しのフェニックス顆粒水和剤やいちごの殺菌剤の紹介をしていました。

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お客様も多数お見えになっていました。

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三浦日本平農園の三浦さん。


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JA静岡市の指導担当の熊ヶ谷さんと山森さん。


この他にも静岡県全域からいちご農家の皆さんやJAの指導員が集結した大規模な研究会でした。


資材展示とは別に研究会も開催されて、アリスタの吉留さんもいちごのIPMについて発表されました。

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静岡県は前作の実績で、いちごの天敵利用面積が全国一になったそうです。
スパイカルEXの発売で防除効果の安定が実現したことが大きな要因なのでしょう。
これからもスワルスキーの活用などが模索されているところで、更に使用面積は増えていくものと思われます。





また、静岡の誇る?いちご娘の皆さんも研究会の司会で活躍。

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参加者も多く、大変に盛り上がった研究大会となりました。







ところで、今東静岡駅といえばガンダムです。

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静岡市が7月24日からJR東静岡北口でホビーショーを開催します。
その目玉がお台場でも人気を博した等身大ガンダム。
すでにJR東静岡駅北口に完成した姿を見せています。

どんな形にせよ、人を集めるということは活力アップにつながります。

いちごとガンダムがうまい形でコラボレーションできたらいいですね。
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2008年09月10日

水稲用微生物殺菌剤「タフブロック」適用拡大のお知らせ

昨年(2007年)9月に登録となった水稲用微生物殺菌剤のタフブロックですが、本年9月10日付けで適用拡大になりました。

タフブロックは生物剤でありながら、これまでの種子消毒剤と同じ感覚で使えるところが特長で、発売初年度より各地の稲作で採用されました。
耐性菌が問題となる「ばか苗病」や「もみ枯細菌病」にも効果が充分に発揮されるのも一つの利点です。

今回の適用拡大では種子感染病害「いもち病、ばか苗病、苗立枯細菌病、もみ枯細菌病、褐条病」に加え、土壌伝染病害である「苗立枯病(リゾープス菌・フザリウム菌)」に登録されました。

「タフブロック」は農薬の使用回数としてカウントされない微生物防除剤なので、特別栽培米の生産やエコファーマー方々の稲作に最適です。

※追加事項
・適用病害虫名「苗立枯病(リゾープス菌)、苗立枯病(フザリウム菌)」を追加
・適用病害虫名の「ばか苗病、いもち病、苗立枯細菌病、もみ枯細菌病」に処理方法「催芽前20倍1時間種子浸漬」を追加

新しい登録内容は下記の通りです。

20080910タフブロック登録
↑クリックで拡大

以下は本年作の水稲でタフブロックを処理した結果です。

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タフブロックの主成分であるタラロマイセスフラバスは黄色いコロニーを作ることが知られており、種籾に黄色いカビが付くことで定着が確認できます。

タフブロック定着1
タフブロック定着2
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2007年12月03日

「鉄力あぐり」「鉄力あくあ」が 第21回中日産業技術賞において中日新聞社賞を受賞しました。

弊社取り扱いの「鉄力あぐり」「鉄力あくあ」が20007年11月30日に第21回中日産業技術賞において中日新聞社賞を受賞しました。
酸化第一鉄(FeO)が 常温で安定して2価鉄イオン(Fe2+)を供給する技術が評価されました。
学術・産業の権威ある方々による厳正なる審査で決定したものです。

以下に中日新聞のweb版記事を紹介いたします。

【中日産業技術賞 中日新聞社賞】
愛知製鋼 植物成長促進剤『鉄力あぐり、鉄力あくあ』
2007年11月30日 朝刊から

園芸用品の枠超える
植物の光合成に不可欠な鉄分を効果的に与える粉末状の成長促進剤「鉄力(てつりき)あぐり」と液体の「鉄力あくあ」を開発した。
園芸用品の枠を超える画期的な技術として、二酸化炭素(CO2)の削減や食糧問題の解決にも役立つと期待がかかる。

植物は土壌から鉄分を吸収し、光合成に使う。鉄不足の土壌に鉄分を補おうとしても、そのまま散布するとすぐにさびてしまい、吸収できない。鉄力あぐり・あくあは、植物が取り込みやすい酸化第一鉄(FeO)の形で長期間にわたり土壌にとどまる性質を持つ。
開発を始めたのは2000年。特殊鋼の製造過程で出る副次生成物のリサイクル研究がきっかけだった。農家出身の研究員が農業への利用を提案し、森田章義社長が自ら菜園で効果を確認。大学の研究者も興味を示し、取り組みが本格化した。ただ、ふだんはトヨタ自動車グループの一員として鉄を扱っているメーカーのため、農業はほぼ門外漢。開発責任者の笹本博彦技監は「従来とまったく違う分野で、とまどいながら勉強した」と当時を振り返る。
04年に商品化し、家庭園芸から農家向けまで販売を拡大。アスパラガスの収穫量が約三割アップしたり、ホウレンソウの葉が大きく育つなど成果が報告されている。野菜の鉄分含有量も増え、食べた人の貧血解消にも効果が出てきそうだ。
将来的には、鉄不足で不毛の地となっている世界中の土壌や砂漠などで植物栽培につなげたい考え。緑化によりCO2の吸収も促進できる。笹本技監は「環境・食糧問題のキーになる技術。研究を進めて貢献したい」と意欲を示している。
鉄力あぐり開発メンバー

以上引用


1)確かな肥効メカニズム2)安全安心の品質管理3)学術的証明と世界への展開が評価された栄えある受賞です。
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2007年04月14日

キュウリの生物防除2題

静岡県ではキュウリの大産地と呼べるような地域はありませんが、先日4月13日の日本農業新聞に生物防除の話題が二つ掲載されていたのでご紹介します。

一つ目は宮崎県の森久保さんとおっしゃる生産者の方のククメリスを使ったアザミウマ防除のお話。

日本ではククメリスカブリダニはボトルに入れられて販売していますが、ヨーロッパではティーバッグのような容器に入ったククメリスが売られています。
このティーバッグの中にククメリスのエサであるケナガコナダニも一緒に入っていて、これをキュウリやピーマンの株に吊るすことでアザミウマの防除をしています。

これと同じようなアイデアを実現したのが記事にある森久保さん。

紙コップの中にもみ殻と米ぬか、牛の配合飼料を入れて、そこにククメリスを放すやり方です。ククメリスの製剤にはケナガコナダニも入っているので棲み家とエサを放飼時に与えてしまうわけで、とても合理的な方法だと思います。
紙コップをキュウリ一株につき一個吊るすので、採植本数と同じ3150個必要になり6万円程度のコストアップになってしまうようですが、「殺虫剤の使用回数は、導入前と比べ3分の1以下になり、散布労力と農薬代が減った」と満足されているようです。

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次の話題はこれまた宮崎県ですが、綾町でキュウリの有機栽培を行っている水の郷綾施設有機胡瓜研究会のボトキラーのダクト散布のお話。

こちらでは2年前からボトキラーのダクト散布を本格導入したそうです。
ダクト散布は暖房機のダクトに穴を開けて、そこにボトキラーを水和剤のまま投入しハウス全体に飛散させるやり方です。
ボトキラーの効果は、主成分である納豆菌の仲間「バチルス・ズブチルス」が葉や花に住み着き、陣地取りを先にすることで後から侵入しようとする病原菌をシャットアウトする、いわば物理的なものです。

このことは比較的展葉の遅いトマトやイチゴでは、例えば一週間に一度の散布でも効果がありましたが、成長速度が早く葉をどんどん展開させるキュウリの防除はボトキラーにとっては苦手であった理由でした。

しかし、毎日少量のボトキラーをダクトにより飛散させる方法は、展葉の早いキュウリでも安定した効果をもたらすことができ、うどんこや灰色かびに限らず他病害も少なくなるという副次的な効果が期待できるようです。

何よりも何百リッターもの薬液を散布せずに済む省力性と、水を散布しないので湿度が上がらないため病害が発生しにくくなるハウス環境を実現できるのがボトキラーのダクト散布の長所です。

もちろん人畜や環境に対する安全性が極めて高いボトキラーだからこそできる散布方法で、ダクト散布は微生物農薬の処理方法の理想ともいえるものでしょう。

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2007年04月07日

静岡茶市場の初取引

2007年4月7日(土) 日本農業新聞記事より

19日に茶初取引
静岡市場 昨年より1日早く 品質、生育は平年並み

静岡茶市場(静岡市)は6日、2007年度産新茶の初取引を19日に行うと発表した。
前年の20日より1日早くほぼ平年並みの日程となった。
生育・品質ともおおむね平年並み。早場所では来週から摘採が始まる見通しだ。
JA静岡経済連は「防霜対策をしっかりして、気温が上がったときに摘採が遅れないように注意してほしい」と呼びかける。(記事以上)

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2月の高温傾向でお茶も桜も今年はどれだけ早くなってしまうのか?と危惧していましたが、3月には逆に冷え込むこともあり平年並みに落ち着いたようです。

茶は新芽を収穫しますが、摘採適期である一芯二葉とか一芯三葉とか言われる「みるい」(静岡の方言で柔らかい)状態で摘めば品質の高い生葉が収穫できますが収量は伸びません。
逆に収穫時期を遅らせて、更に生育が進んだ状態で摘むと収量は伸びますが新芽が硬化し品質は低くなります。
したがって毎年生産者を悩ませるのが「いつ摘採したらいいのか?」ということになります。

単価と収量のバランスが取れている時期に摘採できれば言うことないのですが、去年みたいに摘採期に雨が続くと収穫が遅れて生葉の単価が安くなってしまいます。


ここ数年生葉を売る農家は、相場が悪く収入も伸びない状況が続いていると聞きます。
ペットボトルのお茶がかなり売れているようですが、やっぱり茶葉を急須でじっくり淹れて飲む味と香りはペットボトルのお茶とは比べものになりません。
もっとお茶を淹れて飲む習慣が多くの人に定着すれば、茶葉の需要も伸びることでしょう。

伊藤園あたりがリーフティーの普及に真剣に取り組んでくれないものでしょうか?
 
茶新芽2007-1 茶新芽2007-2
ラベル: 初取引
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