2007年12月03日

第19回いちごセミナーは盛況のうちに終了しました

ご案内しておりました21世紀いちご塾第19回いちごセミナーは、全国より約80名のいちご生産者の皆様に出席頂き、盛況のうちに終了いたしました。

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出光興産田口主任部員によるいちご病害のお話

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萩原いちご塾技術顧問による今後の管理についてのお話

今回もセミナー終了後に生産者の皆様と交流会を設け、いちご栽培や販売の話題で熱い議論が酌み交わされました。

多数の皆様に参加頂き心よりお礼申し上げます。

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2007年07月02日

今花盛りのいちごって?

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まず上の写真をご覧下さい。
先週6月26日の写真ですが、この時期に一番花が盛りのいちごってどこのいちごでしょうか?



答えは・・・

「北海道」です。


先週は取引メーカーの会議が札幌であったため、弊社のベリーライトを使っていただいている生産者の方のほ場へお邪魔してきました。

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栽培されている品種は「ペチカ」
ホーブ社が苗の提供、果実の集荷販売を行っている北海道の有名な品種です。

見た感じでは樹勢が強く、この時期に頂果房(1番)と第1次腋果房(2番)が連続して出蕾している様子は、促成栽培を見慣れた人間にとっては異様な感じがしました。
しかしこれが四季成りいちごの特性なんでしょうね。

ペチカは3月下旬に苗をポットに植え付け、1ヶ月程度育苗します。(ここで弊社のベリーライトをお使い頂いていて、育苗期間の短縮や根張りの向上に評価を得ています)
それを4月下旬〜5月上旬に高設ベッドに植え付け、7月上旬から11月頃まで収穫となるそうです。

収量は、例えば「章姫」あたりと比較すると2〜3割少ないかな?と思われますが、この時期のいちごは単価面でかなりの優等生だそうで、収益を考えると侮れないものがあります。
夏採り栽培を本州のいちご産地で行おうとすれば、気温の問題など解決すべきことは山積でしょうけれど、周年でいちごを供給するという動きは今後増えていきそうだと感じました。

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上はお邪魔した佐藤さんのほ場と、資材の検討を行っている佐藤さん、JAの森下さん、今回お世話になった取引メーカーの清水さん。




そして、もちろん札幌にも行きました。

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いつもいつもお世話になっている「サッポロビール」のレンガ作りの工場跡をつかった「サッポロファクトリー」
中は全天候ドームのようになっていて、雪の日でもOKというところが北海道っぽいですね。

時間がなくてビールを楽しめなかったのがとても残念です。
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2007年04月02日

4月初旬なのに真夏日!

昨日は静岡県立美術館の桜を見に行きました。
もちろん桜を見るだけでなく咲き誇っている桜の下でお酒も頂きましたが(^^;)

家を出た瞬間、南からの熱風を感じて「今日は暑いな〜」とは思いましたが、ニュースを見てびっくり!

静岡市清水区の昨日の最高気温は31.8℃で全国のトップをきって今年初の真夏日を記録したそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070401i312.htm

そのせいか、桜も一気に開花したようで、前日にはまだ3分咲き程度だったのが見ごろになっていました。

県立美術館の桜はどうやらてんぐす病に罹病している樹が多いようで、あちらこちらにほうきの先のような小枝が目立ちました。これは冬場に被害枝を切除してトップジンなどのペースト剤を塗るしか防除の方法がないようです。

今週末までもつでしょうか?静岡の桜・・・
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2007年03月29日

春爛漫

春の嵐のような激しい雨が過ぎ去った後に、やっと暖かい日がやってきました。

今年は2月が暖かい傾向だったから、3月がかえって寒く感じた春先でしたが、昔からの言葉にある通り「暑さ寒さも彼岸まで」「一雨ごとに暖かくなる」という気候の移り変わりを感じています。

少し前までは目立つこともなかった春の花たちも道端や田んぼで元気に咲き始めています。


過去最速と予想された桜の開花や一番茶の生育状況も平年並みに落ち着いたようです。

今度の日曜は静岡祭りということもあって、駿府公園は花見客でごった返すことでしょう。

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今年も菜の花、タンポポ、オオイヌノフグリ、レンゲの画像です。
ラベル:春の花
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2007年02月20日

植物保護剤のウソ

先日、全国の農薬卸会社で組織する全国農薬協同組合の名古屋ブロック会議があり、その中で千葉大学の本山教授の講演がありました。
 
講演内容は「農薬に関する最近の話題から」ということで、その中で「アグリクール」と称する資材が研究室に持ち込まれ、有効成分の検査をしたところ日本では無登録農薬の「アバメクチン」が混入されていることが明らかになったと発表されました。
 
 
アグリクールをgoogleで検索すると「人・自然に優しい」「環境に優しい」とか「有機・減農薬栽培に最適」といった天然由来の資材ということでいろいろなサイトがPRしていますが、全てが嘘だったということが証明されたわけです。
 
このことは、昨年から始まった食品のポジティブリスト制度を考えると、何も知らずにアグリクールを使った生産者にとっては大問題です。
こちらにアバメクチンの残留基準値が載っていますが、穀物を始めとして多くの野菜の基準値が一律基準の0.01ppmとなっています。
 
「肥料登録が取れているから大丈夫」などと生産者を安心させて、実は無登録農薬の成分が混和されていたとは、農業生産者や消費者に対する裏切り以外の何物でもありません。
 
国には一刻も早く、このような偽商品の販売中止措置を取り、中身を知りながら製造、販売していた悪質な業者に対しても厳しい処罰を下してもらいたいものです。
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2007年01月30日

Windows Vista

今日2007年1月30日はマイクロソフトの新OSであるWindows Vistaの発売日です。
 
セキュリティの強化やブロードバンドの普及を背景にした高画質の動画配信を目玉にした、正に現代の新OSと言えるWindows Vistaですが、今私がブログの記事を投稿するために自宅で立ち上げているVaioノートのOSはWindows98です(:-p
 
 
普段会社で使っているデスクトップのパソコンはOSがWindows XPなのですが、いろんなアプリケーションを入れているからなのか?HDDの空き容量が少ないためか?この64MBしかメモリーを搭載していないWindows98のバイオノートよりも重く感じるのはなぜなのでしょう?
 
 マイクロソフトのヒューストン社長は「Vistaは95の5倍売れる」と記者会見で豪語したそうですが、低機能でもサクサク動く古いOSの方が用途によっては使い易かったりします。
 
なるほど、ブロードバンドの普及やハードウェアの高性能化を背景に、OSも高機能化や家電のように「パソコン」ということを意識せずに使えるようなインターフェースを持つ時代なのでしょうが、動画や音楽配信がパソコンの役割か?と考えると、iPodのような専用機にもその可能性はあるような気もしますし、ワープロや表計算をするのなら新しいOSに飛びつく必要なんて何もないということです。(現に今使ってるのはWindows98!くどい!)
 
天邪鬼な私は、公共機関の申請様式が「MS-Word形式」などと言われると、「どうして役所が一企業の形式しか採用しないんだよ!」などと自宅では吼えることもあるのですが、栃木県の二宮町のような「全事務職員がLinuxデスクトップを使用」などというニュースを聞くと、うちの会社でもOpenOfficeにしちゃおうかなぁ・・・なんていう今日この頃です。
 
ちなみに栃木県二宮町はイチゴの産出量日本一ということで、「イチゴつながり」で今日のオチとさせていただきます(:-p
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2007年01月11日

最近の病害虫

昨年はイチゴの苗に炭そ病が多発した年でした。
 
普通は定植後気温が下がってくると発病は減るのですが、花が咲き、実がついた後も比較的高温で推移したためか、発病株が止まらない状況のほ場も多かったようです。
 
また、定植後にうどんこ病も多発したほ場が多く見受けられました。
うどんこ病は当初、葉裏などに寄生していますが、果実が生ってくると栄養の高い果実に発生し、商品価値がなくなる厄介な病気です。
発病した果実や葉を除去しても、なかなか止まらない状況で、かなり苦労された農家の方もたくさんいらっしゃいました。
 
 
トマトは灰色かび病が多いようです。
今までは12月頃になると、夕方暖房機のスイッチが入り除湿効果もあったのですが、昨年の12月は夕方になっても暖房機が稼動しないという声が多かったようです。
結局中途半端に温度が高い→暖房機の稼動が遅れる→除湿されない→灰色かび病の発生に適するというような図式で病気が多かったのではないかと考えます。
 
病害の防除は基本的には予防することが効果が高いようです。
一部、治療的な効果がある薬剤もありますが、発生してからの防除は後追いにもなるし効率的ではありません。
 
温暖化の影響とか気候が原因と一言で片付けるのは楽ですが、実際に被害を受けるのは生産者の方です。
 
やっぱり消毒の基本は予防なんだろうなぁと改めて実感しました。
 
 
写真はトマトの花房に発生した灰色かび病(こうなると発生した花はもとより、肥大している果実にも被害が及びます)

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2006年11月30日

第17回イチゴセミナー

お知らせの通り、21世紀いちご塾第17回いちごセミナーを去る11月21日に開催しました。
 
南は九州宮崎、島根県。北は群馬県より総勢70余名のいちご生産者の皆さんにお集まり頂き、3つの講演を行いました。
 
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まずは弊社特約の農薬メーカーである日本農薬の上山課長より、いちごの病害についてのお話。
 
今年は炭そ病が全国的に多発して農家の方も苦慮されています。病害防除のポイントをわかりやすく説明してもらいました。
 
 
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次がアサヒビールの北川研究員。
 
植物に病害に対する抵抗性を持たせる資材「豊作物語」の開発経緯や効果のメカニズムについてのお話。
 
この日一番の興味を持っていただいたようで、熱心な質問が飛び交いました。
 
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そして萩原技術顧問の栽培管理のお話。
 
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これからの低温、低日照を乗り越えるための適切な管理についての技術を説明しました。
 
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大勢の生産者の方が熱心に聴講してくれました。
質問する側も回答する側も真剣勝負です。 
 
 
 
 
そして、今回初めての試みとして行った交流会。
 
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関係メーカーである、出光興産、アリスタライフサイエンス、ベルディの担当者も駆けつけてくれました。
ある意味セミナーよりも熱い語らいがあったかもしれません。
 
次回以降も是非企画したい交流会でした。一人でも多くの方に参加頂きたく感じました。
 
 
そして・・・
 
なんと翌日の日本農業新聞に21世紀いちご塾の記事が掲載されました。
 
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やはり豊作物語の問い合わせを多く頂き、全国的に関心を持たれているのだなぁと実感しました。
 
 
 

 
豊作物語はSavegreen Web Shopでお求めになれます。
 

 
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2006年11月02日

農業資材の価格

ガソリンの高騰も徐々に落ち着いてきて、一時は140円台まで上がったリッター単価も120円台後半になっています。
ただガソリン業界の人に聞けば、細かな上下を繰り返しながらの「上げ」基調であることは間違いないようです。

農薬も10月からクロールピクリン関係が大幅値上げをしましたし、全農年度始まるの12月からはマシン油や銅剤が値上げとなる見込みです。
他農業資材に目を向ければ、農ビやポリはやはり上げ基調だし、Savegreen Web Shopでもご案内しましたが、園芸資材の定番である「メネデール」が12月から15年ぶりの値上げを予定しています。

こういった直接的な資材費もさることながら、燃料費の値上げは資材の輸送費の上昇につながり、農家の皆さんにとっては直接、間接的の両面から生産コストの上昇に直面することになってしまいます。

重油も一時の倍まで高騰したこともあり、施設栽培農家は暖房費の増加に頭を悩ませています。ある生産者の方は農業をやめて働きに出ようかなどと真剣に考えていましたが、日本国民の食糧供給を担う農家がこんな状況ではとても自給率アップは実現できないでしょう。


最近の国際情勢を見るにつけ、自給率の改善は国政、農政の最重要課題と思いますが、生産コストが上昇する中、農産物の価格が低迷している現状を打破していかないと益々日本の農業は衰退していきます。

農家がもっと儲かる仕組みや流通の必要性を強く感じる今日この頃です。






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2006年09月13日

イチゴの植付が始まりました

例年通り9月の中旬はイチゴの植付がピークを迎える時期です。

夜冷処理をして花芽を強制的に早く分化させた苗は9月の上旬から植付を始めますが、概ね9月中旬の定植が一般的です。

今年の9月上旬は残暑というか夏より暑いような湿度も高い高温状態が続き、花芽の分化に影響がありそうで心配ではありますが、ここのところJAなどで確認すると順調に花芽は上がってきているようです。

高温多湿条件だと多発するのが炭そ病や疫病といった厄介な病害です。
例年、上手に苗を作る生産者の方も今年は急激な発病があったりして大変苦労をされていました。
またここにきて急激に仕立てた苗が枯れてしまった生産者の方もいらっしゃるようです。


弊社でも7月の終わりには、病気が多いので薬剤散布を徹底したり、窒素過多にならないような管理をお願いする案内を流したりしましたが、なかなかうまくいかないのが現状だったようです。

ところでこういった「病気が多いですよ」という案内を出すと、あらぬ勘繰りをする御仁もいるようで「お前のところの苗が病気を持っているからこんな案内を出したのだろう」というようなことを先日言われて愕然としました。

その方に親株を出荷したのが今年の2月ですから、9月になって苗が枯れ始めたのはどう考えても7〜8月の管理に手落ちがあったとしか思えないのですが、その方は苗が悪いと言い張るだけなのです。

イチゴの苗が枯れれば炭そ病と言われ、苗が原因とされることが本当に多いのですが、まずは管理を省みて頂くことも必要かと思っています。


「毎週消毒しているから病気が出たのは苗が悪い。」

結構聞かれるセリフではありますが、詳しい散布履歴を見せてもらうと問題がある場合も多々あります。
なるほど、消毒は週に1度行っているのですがうどんこ病対象の殺菌剤を数回に渡り連続していて炭そ病の薬剤が抜けたりしていることもあります。

また、薬剤の散布時間が夕方遅すぎて、薬液が乾かない状態で残っていたりするのも病気の対策としては望ましくありません。

散水にしても頭上から高圧の水をまけば、病原菌は水に乗って飛散します。

病気が発生して広がるメカニズムを再確認することも必要だと感じた出来事でした。


ラベル:イチゴ 苗
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2006年08月22日

茶クワシロカイガラムシ防除

日本農業新聞 2006年8月21日(月)1面記事より

茶クワシロカイガラムシ防除

間欠散水が効果 宮崎県

宮崎県総合農業試験場茶業市場(川南町)は、茶の重要害虫であるクワシロカイガラムシの発生が間欠散水によって抑えられることを確かめた。
同県内で第3世代のふ化期に当たる8月下旬〜9月上旬の毎日午前6時から午後6時まで、スプリンクラーで10分間散水して20分間止める散水を繰り返す。水源さえ確保すればどこでも可能な防除手段として、普及を目指す。
この散水方法によって、常に茶株がぬれる状態にするのが狙い。散水後の卵を調べたところ、クワシロカイガラムシの卵塊200個のうち184個が死んでいた。同支場の佐藤邦彦主任研究員は「理由は分からないが、散水で卵同士が団子状にくっつくとふ化できず、褐変して死ぬ」を説明する。
散水はふ化を始めたら直ちに始めるのがポイント。試験した8月下旬〜9月上旬は雨が少ない時期なので、干ばつ対策にもなる。産卵期に幅があることを考えると、間欠散水は最低でも20日間は必要だという。
同支場はふ化時期に雨が少ないとクワシロカイガラムシが増えやすく、雨が多いと減りやすいことに着目。高湿度やたん水状態に置くと卵のふ化率が低下することを突き止め、散水の効果を試した。
クワシロカイガラムシは、全国的に多発傾向にある害虫。幼虫、雌成虫が樹液を吸汁する。多発すると新芽が伸びず、葉が黄化して枯れる。茶株内側の枝に生息するので中刈りしても
効果が小さく、10アール当たり1000リットルもの薬剤散布が必要となるなど、防除の難しさが課題となっている。
以上引用


静岡県でも茶のクワシロカイガラムシは難防除害虫として大きな問題になっています。
幼虫のふ化期に雨が多いと次世代の発生が減ることは体験的に知っていることですが、農業試験場でこのような試験をしているとは驚きました。
山間地や高標高に比較的茶園が多い静岡県では、水源の確保が大きな問題になるでしょうし、現実問題として20日間に渡り10分−20分の間欠散水を毎日12時間も出来るものなんでしょうか?
また、これだけ茶株が濡れた状態が続くと炭そ病などの病害の発生も懸念されます。
試験結果では「200個の卵のうち184個が死滅」とありましたが、死滅した卵塊の分布状況も気になるところです。
弊社でもクワシロのふ化時期には必ず発生状況を調査しますが、200個の卵なんて数頭の雌成虫を調査すれば軽く数えられる数です。
いくつの卵塊を調査したのかも気になるところです。

記事の中で「中刈りしても効果が小さく」とありましたが、これも何を根拠に言っているのかわかりません。
鉛筆の太さ程度の枝までに刈り落として防除適期に薬剤散布を行えば、かなりの効果があることはやはり経験的に知っています。
中刈りすると直射日光が当たりやすくなるので、ふ化状況は早くなることを知らずに周りの園と同じタイミングで防除したらあまり効果的でないかも知れませんが・・・

記事にはありませんでしたが、10アール当たりのスプリンクラーの設置台数や散水量まで詳しく紹介してほしかったところです。

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2006年07月29日

6月貿易統計で中国産野菜が大幅減

平成18年7月29日付け 日本農業新聞の記事より

6月貿易統計
中国産野菜が大幅減
目立つ豆・葉物類

財務省が28日にまとめた6月の貿易統計(速報値)によると、生鮮野菜の輸入数量は前年同期比13%減の6万4648トンと大幅に減ったことが明らかになった。6月として7万トンを割り込んだのは2003年以来3年ぶり。

 品目別ではエンドウやエダマメなどの豆類が激減したほか、キャベツ・ハクサイの6割減が目立つ。農薬の新残留農薬基準であるポジティブリスト制度の施行で、同制度の違反を警戒した輸入業者が、仕入れに慎重になったことが要因だ。国別では生鮮野菜輸入のうち6割を占める中国産が14%減だった。また1〜6月までの2006年上半期の生鮮野菜の輸入量もまとまり52万3000トン。前年同期に比べ18%減となった。(略)

解説:生鮮野菜の輸入量の減少は、ポジティブリスト制度の影響が色濃く出た形だ。制度違反を恐れた日本の輸入業者が慎重になったことに加え、生鮮野菜輸入量で6割を占める中国政府の厳しい検査や同国内の輸出業者も自粛しているためだ。
 しかし、品目別に見ると豆類やキャベツなどの葉物類は減少しているものの、輸入ウエートが高く中国産が大半を占めるタマネギやネギの減少幅は小さく、ニンジンは増えている。加工・業務の浸透に加え、根菜類は葉物に比べ農薬飛散(ドリフト)の可能性が低く、違反が出にくい品目とみられるためだ。さらには、日本国内の野菜相場が品薄高傾向だったため、対日輸出意欲が衰えなかったことも背景にある。
 近年の生鮮野菜の輸入量の動向は、2002年に中国産の冷凍ホウレンソウの残留農薬問題で、大きく減った。しかし、わずか3年後の05年の輸入量は過去最高の100万トンを突破。主要国の中国産が安全対策などを進めて盛り返してきた。
 市場関係者からは「現状の中国の輸入姿勢は慎重だが、将来的にはポジティブリスト制度に対応して輸出を強めてくる」との意見も少なくない。
 一部の国内産地ではポジティブリスト制度による輸入減を「国産シェアを奪回する好機」ととらえ、実需にあった販売提案を繰り広げている。国内産地はこれまで以上に、産地間の協調姿勢を強め、実需に信頼される供給体制を確立することが求められている。(農村経済部・島村一弘)

以上引用

輸入野菜に対する様々な攻防を見るにつけて、1990年代にヨーロッパで火がついた、安価な労働力を背景にした南欧の安い農産物と、オランダ、イギリスなど西ヨーロッパ諸国の既存の農産物との熾烈な競争を思い浮かべます。
西ヨーロッパ諸国は国産の農産物に対する施策として、化学農薬の使用を極力押さえて安全・安心をPRし、「蝶々」のマークを出荷箱に貼り付けるなどしてイメージ戦略にでたわけです。
それに対するスペインを始めとする南欧諸国も害虫が多い気象条件に苦労しつつも、天敵の利用を進めて何とか市場の評価を得ようとして努力を重ねたという構図です。

ただ1998年に静岡県植物防疫協会の視察旅行でスペインの天敵利用を見に行きましたが、当時はまだ使用面積はそれほど多くなく、防除薬剤もなんとランネートとマリックスの混合剤を使っているような状況でした。本当に天敵を使いこなせるようになるのかいな?というのが率直な感想でした。


少し前の韓国産農産物の輸入増の話題(今の韓国は国内消費や中国への輸出が好調で日本向けの農産物は減っている話を聞きますが)や、記事にもあるように中国の農産物が日本市場に多く入ってくるニュースを聞くにつけ、南欧vs西欧の争いと似ていると感じます。


しかし、予想はしていたものの、ポジ制の導入で輸入量が激減するというのも情けない話で、巷でささやかれていた中国野菜は「毒菜」と呼ばれているなどという話も実しやかに感じてしまいますね。

まぁ日本国民の健康が守られるという意味では、危なっかしい農産物は入ってこない方が良いわけではあります。
ただ国内でも残留基準値を超えた農産物も確認されており、「国産シェア奪回のチャンス」を逃さないように、国内の生産者の皆さんにも農薬の適正使用の徹底をお願いするところです。

ラベル:輸入野菜
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2006年07月21日

梅雨明けはいつ?

梅雨明けの平年日は東海地方で7月20日。九州南部では7月13日だというのに、今年は沖縄と奄美で6月20日に梅雨明けが発表されただけで、九州以北はぐずついた天気が続いています。

気象庁平成18年の梅雨入りと梅雨明け

静岡県のお茶の病害虫防除ではクワシロカイガラムシの防除適期を迎えていますが、連日の雨で散布もままならない状況です。クワシロカイガラムシの孵化期に雨が多ければ次世代の発生は減るので、雨が防除の一端を担っていることにはなるのですが。

日照量は雨が多ければ当然少なくなるし、多湿の条件下では病害の多発が懸念されます。

イチゴの炭そ病や、近年問題になっている疫病も多湿条件下で発生が多くなるので、栽培管理においては、通気を良くしたり潅水量を減らしたりする工夫が重要です。
寡日照条件では出来るだけ日光を取り入れたいのですが、雨上がりの晴天で急激に温度が上がるのは、株の萎れを招いたり悪条件につながるので、管理には非常に気を使うところです。

毎年気象状況が変わる昨今では「例年通りやっている」は禁物です。どんな作物でも、環境に見合った管理を心がけることが大切と感じています。
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2006年07月14日

サラダ菜の病気と抗菌フィルター

イチゴセミナーにも展示をした抗菌フィルター「ケンコーネ」ですが、水耕栽培のサラダ菜で試験を行っています。

ケンコーネパンフ表ケンコーネパンフ裏

これは、水に溶出しない銀をすき込んだ紙を利用したフィルターで、ピシウムやリゾクトニアなどの水媒性の病原菌を捕獲して殺菌することができます。
ケンコーネ除菌効果
ケンコーネ除菌グラフ

お邪魔したのは静岡県の西部でサラダ菜の水耕栽培を行っている生産者の方のハウスです。

サラダ菜ハウス全景

この一面のサラダ菜が、リゾクトニア菌などの病原菌が侵入することで全滅してしまうそうなのです。

サラダ菜近景

水が行かなくて枯れた株
この株は水が行かなくて枯れていますが、こういった残渣が病気の巣になりやすいのです。


ケンコーネ回路
養液タンクにフィルターを取り付けます。

ケンコーネフィルター
ケンコーネ本体です。この中に銀をすき込んだ紙のフィルターが入っています。


今回フィルターを設置して10日後の調査でしたが、用水の汚れがひどくフィルターが既に目詰まりを起こしていました。
フィルターの汚れ

10日でこの状態ではとても使えないので、ケンコーネの前に更に細かいフィルターを入れて再度チャレンジです。

サラダ菜自体の生育は良さそうなので、いかに汚れを取り除くかが成功のポイントになりそうです。





さて、水耕サラダ菜は病気に苦慮しており、生産者の方々はいろんな工夫をされています。
たとえば循環液に紫外線を当てたり、酸化チタンのフィルターを通して殺菌する方法です。

紫外線にそんな高い効果があるのだろうか?と半信半疑でしたが、次の写真を見てください。

UV影響1UV影響2

黒いケースの上に乗っかっているのが紫外線を照射するランプです。
この箱の中を流れる水にこの紫外線を照射して殺菌するわけですが、箱の隙間から洩れた紫外線がサラダ菜に思わぬ影響を及ぼしていました。

紫外線が当たった株はご覧のように萎縮して枯れています。
これほどの影響が出るとは、紫外線の害には驚かされました。

夏の日焼けが肌に悪いとはよく言われることですが、これほどの影響があるわけですから日焼け止めも必須というわけですね。
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2006年07月10日

「グルメイチゴ館前田」様

http://ichigokan.blog39.fc2.com/ (旧ブログ)


弊社より章姫の苗を購入いただいてます。
昨年の春は苗の納品遅れでご迷惑をおかけしました。

観光農園には微生物剤は安心という意味でも欠かせないものだと思います。
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2006年06月23日

いちごでの鉄力あぐりの効果

以前、トマトの根張りの違いをご紹介した 「鉄力あぐり」ですが、いちごで使って頂いた生産者の方から『収穫終了後に株を抜き取ったら根張りがぜんぜん違う』との連絡を受けて、現地圃場へお邪魔してきました。

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収穫が終ったいちごの株を堀取り作業中です。

生産者の方が堀取りを行なうのに、鉄力あぐりを未使用の場所は作業がはかどるのですが、鉄力を使ったところに来ると極端に作業が遅くなるとおっしゃるのです。これは根の張りが良いに違いないということでマルチをはがして根の様子を比べてみたのが下の写真です。

まず鉄力あぐり未使用区
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根の部分を拡大してみると
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通常いちごの根は収穫後期には殆どが褐変して新根の出ることはないので、これは普通の状態といえます。


ところが鉄力あぐり処理区の根を見てみると・・・
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同じく拡大します。
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なんと、新しい根が大量に発生していて無処理区との違いは明らかです。




弊社で企画している「21世紀いちご塾」の技術顧問をお願いしている萩原貞夫先生にもいちごへの鉄力あぐり施用試験をお願いしてあり、先日結果を頂きましたが、その中でも以下の記述がありました。

1.苺の場合 土耕栽培、高設栽培ともに5月末を以って収穫を終ったため、地下部(根部)の掘取り調査を行った。その結果、土耕栽培、高設栽培ともに根張りの経過は旺盛で根量が多かった。

一般的に苺は収穫末期になると根は殆ど褐変し新根の伸長はないのが普通である。

しかし鉄力あぐり施用区については、新根の伸長が見られた。


今回の結果と全く同じ様子であり、鉄力あぐりの効果に高い再現性のあることがわかります。

根張りが良好ということは、収穫後期の成り疲れや樹勢の減退を起こしにくく、安定した収量を支える要因であることは間違いありません。

メーカーの愛知製鋼 ではuあたり350g〜500gの使用を薦めていますが、今回の試験では畦部のみの処理で量はu100g程度でした。処理量が少なくても、根が必ず伸びていく畦部に処理することで確実な効果を得ることができます。
また鉄力あぐりは水によって鉄イオンが溶出するので、できれば水がたくさんかかる場所への施用が望ましいわけですが、いちごは潅水が多い作物なので効果も表れやすいようです。



いちごに限らず様々な作物で鉄力あぐりが評価されています。

鉄力あぐり・あくあのお求めはSavegreen Web Shopでどうぞ
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2006年06月22日

第16回いちごセミナー 盛会のうちに幕を閉じました。

昨日は午後1時30分より、21世紀いちご塾の第16回いちごセミナーを開催いたしました。

南は宮崎県!東は群馬県!より、また東京都や神奈川県を始めとする関東。山梨、長野の中部。愛知、滋賀、奈良、石川!、兵庫、岡山の各県から(もちろん静岡からも)総勢80名程のいちご生産者の皆さんが集まってくれました。

遠路はるばるお越し頂いた皆様に心よりお礼申し上げます。


講演はご存知「農薬ネット」 の西田立樹さんが「いちご生産にまつわる農薬の話題〜ポジティブリスト制を中心に」という演題で、約90分!熱く語って頂きました。

 たてきさん1たてきさん2

熱い講演には熱い質問も飛び交います。
質疑1たてきさん3軍団

そして、21世紀いちご塾技術顧問の萩原貞夫先生の「章姫の作柄を考える」というお話です。

萩原先生1質疑2

こちらも熱心な質問が飛び交う、内容のある時間となりました。

会場

ロビーでは出光興産の微生物資材や株式会社T・Y・Kの抗菌フィルター「ケンコーネ」の展示も行なわれ、いろいろな質問も交わされていました。


8年目となったいちごセミナーですが、内容を今後変化させていく必要を感じています。
次回はもっと生産者の方同士や、我々と生産者の皆様が長い時間意見交換できるような場を作りたいと考えています。

取り急ぎいちごセミナー開催のご報告とご来場及び関係頂いた皆様にお礼を申し上げます。
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2006年06月21日

ホリバーがSeesaa Shoppingのトップセラーに

最近ウェブショップのアクセス数が増えてると感じてましたが、理由がわかりました。
なんと弊社のホリバーがトップセラーにノミネートされていて、Seesaaのブログで『人気商品』をトップに表示しているページからのリンクだったのですね^^;

あんまり一般的な商品でないと思ってましたが、結構家庭菜園などでもお使い頂いているようです。


P1020478_l.jpg
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2006年06月17日

静岡県でもバイオタイプQを確認

新鮮味に欠ける内容ではありますが、6月12日に静岡県病害虫防除所より病害虫発生予察特殊報第1号が発令され、全国各地で問題となっているタバココナジラミのバイオタイプQの蔓延を注意しています。

詳しくはこちら

日本農業新聞でも6月14日の記事で伝えています。


ネットで『バイオタイプQ』と検索し、発生している県を確認したところ
熊本、宮崎、京都、三重、宮城、群馬、静岡、埼玉、福島、山梨、岐阜、千葉、山口、茨城、愛知、佐賀、東京、島根、大阪、広島、鳥取、栃木、福岡、鹿児島、長崎、大分、愛媛(順かなり不同^^;)の27都府県にのぼりました。

寄主作物が多いこと。薬剤抵抗性の発達が強いこと。そして黄化葉巻病を媒介することからかなり厄介な害虫です。
弊社のある清水でも南部の三保地区や北部の高部飯田地区でトマトが栽培されています。今のところ北部の高部飯田地区では黄化葉巻病はそれほど問題になっていませんが、いよいよ予断を許さない状況のようです。
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2006年06月02日

マルハナバチの逃走防止ネット

セイヨウマルハナバチが特定外来生物に指定されてから約半年が経過しましたが、環境省からは具体的な対策内容が示されないままです。

法律の施行が年末になることは予想されますが、今後農家にとってはネット展張→マルハナバチ使用の申請→許可といった流れになることでしょうけれど、あまりにも情報が遅いというか7月頃から始まる抑制トマトの植え付けに法律の仕組みの整備が間に合うのでしょうか???


もちろん現場ではネットの義務化を見越して、天窓などの開口部に逃走防止ネットを張る動きが盛んになっていますが、早く申請関連の詳細をハッキリさせてもらいたいというのが農家、流通の総意だと感じています。



施設園芸農家にとって昨年からの燃料費や鉄鋼材料費の増加で、経費の増加が懸念されていますが、更に開口部へのネット展張はふところの痛いところかと思われます。
ネットの設置についてはハウス資材の会社などが独自の技術で張り方を考案しているようですが、複雑な仕組みだったりしてこれまたお金がかかる工事になってしまっているようですね。


今回、懇意にしているお客様から天窓へのネット展張を依頼され、まったく農業資材とは関係のないアルミ加工の業者に工事を依頼しました。
とても簡単な方法なのでご紹介しようと思います。

P1030583_l.jpg
清水には良く見られるアルミの温室です。
良く見て頂くとわかりますが、天窓の上下にアルミのビニペットをビス止めしてあるだけです。
ここにスプリングでネットを固定すれば完成です。


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この方法ですとビニペットとガラス面に隙間ができ、そこからマルハナバチが逃げ出してしまいそうですが・・・

P1030594_l.jpg
実際にネットを張って天窓を開けてみると、ネットが天窓に引っ張られることで隙間はなくなります。

P1030600_l.jpg
今回限りの工事なので、他の施工を受けることはできませんが意外と単純な方法でも綺麗にネットを張れることがわかりました。


コストを考えると、いたずらに複雑な方法を取り入れる必要はないと感じました。
posted by savegreen administrator at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする