大量の水を使うことなく省力的に施設内の予防ができるボトキラーのダクト散布(ダクト内投入)ですが、自動投入機の「きつつき君」が大好評で九州では何百台も使われているとか?
弊社のお客様にも「是非使いたい!」とおっしゃるミニトマトの生産者の方がいて、早速設置に行ってきました。
きつつき君はボトキラーの投入をコントロールする制御盤とボトキラーをダクト内に落とす投入機2台のセットで構成されます。
この制御盤と投入機を暖房機に接続します。
(作業は必ず暖房機のブレーカーを落として電源OFFの状態で行ってください。)
ケースから制御盤と投入機を取り出して接続作業を始めます。
制御盤側の表示があるコードの端子を
制御盤の電源AC200V端子と、ファン入力端子に接続します。
こんな感じで赤端子を電源に、青端子をファン入力に。
その時に気をつけるのが、制御盤ケースの底の穴からケーブルを入れること。
こうしないとケースのふたが閉まりません。
次は制御盤と投入機の接続です。
黄色い端子のついたケーブルを制御盤ケースの下の穴から通し、
同じように出力A、出力Bに接続します。(投入機は2台付属しています)
ここから投入機に信号が送られるわけです。
制御盤の端子接続はこんな感じ。左側が暖房機への接続端子、右側が投入機への接続端子です。
次は暖房機側です。(作業は暖房機のブレーカーを落として電源OFFの状態で行います)
制御盤から伸びる青い端子(ファン接続)を13,14番のファン出力端子へ接続。
赤い端子(電源)を3,4番の周辺機器電源端子へ接続します。
制御盤と同じく、暖房機の操作パネルの底面にあるゴムの穴からコードを通します。
青い端子をファン出力へ
赤い端子を周辺機器電力へ接続します。
ごちゃごちゃしてますが、こんな感じ。
暖房機や制御盤の端子に付属しているプラスチックカバーをきちんとはめて、ブレーカーを戻しケースのふたを閉めて接続は完了です。
次にきつつき君側の設定を行います。
制御盤のトルグスイッチを停止(設定)側にあわせて現在時刻(10分単位でしか設定できません)
作動開始時刻を合わせます。(早い時間に作動させると、人が施設内にいる時間に暖房機が回るとボトキラーが散布されてしまいます。夕方の設定温度を上げている場合には特に注意が必要です)
次に投入回数の設定です。1度に0.1g投入されるので100回の設定で一日あたり10gのボトキラーが投入されます。
投入機は2台ありますが、それぞれに設定が可能です。
投入回数の上限は300回(30g/day)となっています。
10aで一日あたりの投入量(投入機2台の合計)が15gを超えないように設定します。
次は投入間隔です。初期設定は3秒間隔でボトキラーを落とすようになっています。
100回を投入するときに3秒間隔で落とすと、全部落ちるまでに100X3秒=300秒(5分)かかることになります。
あまり投入間隔が長すぎると、暖房機の稼働時間が短い場合はボトキラーが投入しきれないこともあるので初期設定でOKではないでしょうか?
最後に暖気時間(きつつき君がボトキラーを落とし始めるまでの時間)です。
ダクト内が湿っている場合は、暖房機の運転と同時にきつつき君の作動を開始すると、湿度でボトキラーが上手く飛散しない場合があります。
そのためにダクト内が乾燥するまでボトキラーを落とさない暖気時間を設定できます。
設定はこれでおしまい。スイッチを作動側にすれば暖房機の運転に連動してきつつき君が作動します。
以上きつつき君の接続をご紹介しました。
このあとにダクトに投入機をつける作業があります。
きつつき君の投入機は開発当初今のものと形が違っていたそうです。
強度やバランスを考えて改良を重ねていくうちに、今のような「きつつき」のような形になっていったそうです。
自然の形には理由があるのか?などと考えさせられました。
posted by savegreen administrator at 21:14|
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