2005年11月02日

スパイカルと稲わら

秋のイチゴの天敵導入期がピークを迎えようとしています。
今年のトピックスとしては、

1.カブリダニのスパイデックス・スパイカルが週2回(火・木)の納品になったこと

2.去年まで3本未満のご注文に対して運賃を頂いていましたが、今年からは全て運賃込みの価格(据置)となったこと

3.年内に放飼するカブリダニはスパイカルが効果的であること

この3点が挙げられます。

稲わらを圃場に敷いてそこにスパイカルやククメリスを放飼することで、カブリダニの繁殖を助けます。
弊社で昨年までに、稲わらを敷いてもらいスパイカルを放飼した圃場では概ねハダニの防除に成功しています。

これは稲わらの中で繁殖するコナダニなどを餌にスパイカルが増えること。
薬剤散布や潅水時の隠れ家になること。
温度条件の緩衝能力が稲わらにあること。

などによりスパイカルの棲家ができることが要因だと考えられています。


イチゴはマルチ栽培なので、稲わらを置くところはマルチを破って土壌中の湿度を与えてやるなどの工夫も必要かと考えています。

写真は高設栽培で稲わらを敷いた様子です。高設栽培では一日に何度か潅水するので、湿度も保ててスパイカルには更に良い条件となりそうです。

20051101spyc_straw01.jpg20051101spyc_straw02.jpg
posted by savegreen administrator at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | IPM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック