今回は清水区原の畑総(畑地帯総合整備事業)にあるネギのハウスです。
清水港を望む高台の上に建っており、周りはミカン畑が中心の農業地帯です。
清水区には水耕ネギの生産者が10名程度いますが、問題になっている害虫はアザミウマです。
これから被害が増加する季節ですが、ホリバーロールでアザミウマの侵入を如何に抑えられるかが試験の目的です。
水耕ネギは架台の上に養液を流す栽培ベッドがあり、パネルに種を播いて大きくなった時点で出荷します。周年栽培なので様々な生育ステージのネギが常にあり、アザミウマの増殖には好適となってしまうわけです。
アザミウマの捕殺にはブルーのホリバーロールが適してはいますが、今回もアブラムシやコナジラミなどの汎用性を考えて黄色のホリバーロールを張ることにしました。
鉄パイプが細くてパッカーが小さいので、一つ止めではホリバーロールがねじれてしまうためパッカーは二つ使います。
巻き上げ機などがある角はホリバーロールを切断して邪魔にならないように張り直します。
一時間ちょっとかかって設置が完了しました。
ハウス周りは雑草がたくさん生えているので、害虫も設置後すぐに付着します。
ネギの最大の害虫アザミウマ
アブラムシとコナジラミ(矢印)です。
設置後数分も経たないうちに多くの害虫が付着して驚きました。
除草をしたりサイドネットを明けることでこれらの害虫がハウス内に侵入することを思うと、侵入前に捕殺する重要性を感じました。
アザミウマによるネギへの被害
今回も鉄パイプを打ち込む作業から始めましたが一つご注意を・・・
打ち込みの際に埋設してある水道の配管を打ち抜いてしまいました・・・
アザミウマの被害より性質が悪いって言われちゃいそうです・・・(;´д`)トホホ
もちました。私はきゅうりを栽培しています。そのほかにも量販店に野菜の苗を出荷していますのでどちらの作目にしてもアザミウマの被害が毎年でています。農薬にも制限があるし、未登録の農薬は使用できないしと常に悩んでいます。このページで使用方法はわかりましたが、もっと違った使用方法があったら教えていただきたいと思っております。
コメントをありがとうございます。
ホリバーロールの設置は、施設の外に張るのみならず施設内に工夫して張ることで害虫を捕殺したり移動させないことが可能です。
コメントでは具体的な方法が説明しにくいので、ブログ記事としてご紹介します。
ちょっとお待ち下さい。
害虫<マザミウム>について興味深く拝見致しました。当園は全国のこだわり生産者に天然素材の卸販売を行なっています。特に<塩田にがり>は
食味・日持ちの向上と樹勢が強くなりますので、
病気にかかりにくくなります。害虫<マザミウム>にも効果があれば嬉しいけど・・・・。