西武新宿線の田無駅前にはハーブを中心に栽培している新倉さん。
東名横浜青葉インターのそばにはイチゴを中心として地元に販売している金子さん。
川崎インターの近くでイチゴの直売をやっている小泉さん。
みんな家業である農業を継いで、都会の中でそれぞれのアイデアを持って生きている若い農家です。
ひょんなことから彼らと知り合いになり、決して農業にはいい環境とばかり言えない都市部で頑張って仕事をしている姿をみると、まだまだ日本の「農」も捨てたもんじゃないなぁなどと思います。
彼らの力強いところは生産した農産物を自分で売っちゃうことでしょうか?JAの共販とか市場に頼ることなく自分で販路を開拓して、地元のスーパーマーケットや消費者に直接採れたての野菜を売っています。
農業県と言われるような大産地では、自分が作った野菜を買ってくれる消費者の顔というのは見えにくいものですが、彼らは毎日の仕事がお客さんとのやり取りの上に成り立っているのでクレームもリピートも直接降りかかってきます。そういう意味では毎日が真剣勝負。
そんな都会の真ん中で農業なんて大変ですねって言われることもあるようですが、何百万人ものお客さんを目の前にしているわけですから、アイデア次第では都会の農業というのもこれから面白い仕事かな?なんて思ったりしてます。
脱サラして始めようなんて思うと土地の問題なんかで現実的じゃないかもしれませんが、古くからの都市農業を継承しつつある若い農家には頑張ってもらいたいなと陰ながらエール。