2011年07月21日

【イチゴ】そろそろ天敵防除のために薬剤選定には注意する時期です。

炭そ病の感染リスクが高まり、イチゴの苗生産には大変に苦労する暑い季節です。

現在の苗の状態はランナーをポットに受けてあって、この後切り離しを控えているといったところでしょうか?

9月中旬の定植、その後10月中下旬からの天敵導入に向けてそろそろ薬剤の選択に注意を始めて頂く時期となりました。


今後の防除で使う薬剤は、

アブラムシ類:
コルト顆粒水和剤、モスピラン水溶剤、チェス顆粒水和剤、サンクリスタル乳剤など

ヨトウムシ類:
フェニックス顆粒水和剤、ロムダンフロアブル、プレオフロアブル、サブリナフロアブルなどのBT剤など

ハダニ類:
コロマイト水和剤、ダニトロンフロアブル、バロックフロアブルなど

スリップス類:
ボタニガードES、マッチ乳剤、カスケード乳剤、スピノエース顆粒水和剤、ディアナSCなど

を中心に選択してください。

逆に使用できない剤としては、
ディプテレックス乳剤、トクチオン乳剤、マラソン乳剤などの有機リン剤

ラービンフロアブルなどのカーバメート剤

アーデント水和剤、アグロスリン乳剤、ロディー乳剤などの合成ピレスロイド剤

が挙げられます。

せっかく天敵導入を計画していても、薬剤によっては天敵に対して数ヶ月間影響のあるものもあります。
7月下旬からの薬剤選定には注意を払って頂くようにお願い致します。
posted by savegreen administrator at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | IPM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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