セイヨウオオマルハナバチ
規制開始遅れる
特定外来生物被害防止法に基づくセイヨウオオマルハナバチの規制開始が、予定より遅れている。環境省はその理由を「飼育基準を作るため、生産実態を調べていた」と説明する。現時点では9月の開始が見込まれる。
同省はこれまで、4月か5月に閣議決定し、政令で指定した上で夏には規制が始まるとの見通しを示していた。飼育基準には施設の開口部にネットを張ることや、使用済み巣箱の処分などが盛り込まれる。
日程は確定していないが、閣議決定は6月か7月の見通し。規制の開始日もこの時に決まる。飼育基準も閣議決定の後で公表し、パブリックコメントを募集する。
規制が始まっても、申請して許可されれば利用できる。規制の開始後6ヶ月間は、経過措置の期間として、処罰の対象にならない。
以上
そして今日6月16日の日本農業新聞一面
セイヨウオオマルハナバチ
9月から規制
特定外来生物被害防止法に基づくセイヨウオオマルハナバチの規制開始(政令の施行)が9月1日の予定であることが、15日明らかになった。政府は7月中旬に、特定外来生物に指定する政令改正を閣議決定する。飼育基準は閣議決定後に公開され、国民の意見を募集する手続きを経て、8月下旬までに決めることになる。
トマトやナスの受粉に使うセイヨウオオマルハナバチは昨年12月、専門家による会合で指定する方針となったが、具体的な規制開始の日程は決まっていなかった。
以上
やっと規制に向けた動きが見えてきました。
ここでちょっと訂正しなくてはいけないのですが、過去の記事で「セイヨウオオマルハナバチが特定外来生物に指定されました」と言ってますが、これは大きな間違いで、今回の記事にあるように「特定外来生物に指定する方針に決めた」が正しい内容です。^^;
関係するトマトの生産者の方々もネット展張を始めていますが、来年の2月頃までに申請→許可の作業を済ませなければならないということになりそうです。
全国のトマト、ナス農家が一斉に申請をするわけなので、関係窓口はかなり混雑することと思われます。
早く飼育基準を提示してもらいたいものです。