法律の施行が年末になることは予想されますが、今後農家にとってはネット展張→マルハナバチ使用の申請→許可といった流れになることでしょうけれど、あまりにも情報が遅いというか7月頃から始まる抑制トマトの植え付けに法律の仕組みの整備が間に合うのでしょうか???
もちろん現場ではネットの義務化を見越して、天窓などの開口部に逃走防止ネットを張る動きが盛んになっていますが、早く申請関連の詳細をハッキリさせてもらいたいというのが農家、流通の総意だと感じています。
施設園芸農家にとって昨年からの燃料費や鉄鋼材料費の増加で、経費の増加が懸念されていますが、更に開口部へのネット展張はふところの痛いところかと思われます。
ネットの設置についてはハウス資材の会社などが独自の技術で張り方を考案しているようですが、複雑な仕組みだったりしてこれまたお金がかかる工事になってしまっているようですね。
今回、懇意にしているお客様から天窓へのネット展張を依頼され、まったく農業資材とは関係のないアルミ加工の業者に工事を依頼しました。
とても簡単な方法なのでご紹介しようと思います。
清水には良く見られるアルミの温室です。
良く見て頂くとわかりますが、天窓の上下にアルミのビニペットをビス止めしてあるだけです。
ここにスプリングでネットを固定すれば完成です。
この方法ですとビニペットとガラス面に隙間ができ、そこからマルハナバチが逃げ出してしまいそうですが・・・
実際にネットを張って天窓を開けてみると、ネットが天窓に引っ張られることで隙間はなくなります。
今回限りの工事なので、他の施工を受けることはできませんが意外と単純な方法でも綺麗にネットを張れることがわかりました。
コストを考えると、いたずらに複雑な方法を取り入れる必要はないと感じました。