静岡茶市場の統計グラフを見ても一目瞭然の取引量です。
静岡県内一番茶の取引状況(累計)
県外一番茶の取引状況(累計)
これを見ても静岡県内一番茶の取引は、昨年の半分以下(約400トン、昨年は800トン強)、一昨年の約3分の1(同、1200トン弱)(5月8日現在の累計)となっており、これまでの取引量が大幅に減少していることがわかります。
グラフのリンク元
http://www.across.or.jp/chaitiba/hp002_002.htm(静岡茶市場、統計資料:一番茶より)
最近の新茶は独特の香りに乏しいと感じていましたが、今年の新茶はどうでしょうか?
香り云々の前に、こんな状況では静岡の一番茶が味わえるかどうか心配です。
茶業界もリーフ茶の普及のようなことを盛んに提案しますが、お茶の末端価格ってかなり高いですよね。
急須のない家庭もあるような話も聞きますし、茶殻の後片付けや茶碗を洗う手間がリーフ茶の普及を妨げているとも言われますが、ここは一つ茶葉の価格を思い切って下げてみたらどうでしょうか?
最高級茶はそれなりの価格を維持するとしても、本当のお茶の味を実感する人を増やすだけでも普及の効果はあるかと思います。
イチゴあたりでも各県を挙げてのPR活動が盛んになされてます。
静岡県の農産物を代表するお茶の普及に関して、もっと全国規模のキャンペーンができないものでしょうか?
流行で終わるかもしれませんが、ロハス(LOHAS= Lifestyles of Health and Sustainability)との組み合わせなど、茶業界にとってできることはまだまだたくさんありそうだと思います。