登録の案内文章によると
「本剤は、既存剤とは異なる構造を有する昆虫行動制御剤(IBR:Insect Behavior Regulator)で、種々の生物評価試験の結果、カメムシ目(コナジラミ類、カイガラムシ類、アブラムシ類等)および一部のアザミウマ目(チャノキイロアザミウマ等)害虫に高い防除効果を示すことが確認されています。
既存剤に感受性の低下した害虫にも有効な本剤は、ローテーション防除の一角を担う新しい防除剤として皆様のお役に立てるものと確信しております。また、多くの天敵・有用昆虫に対する影響が少なく、IPM(総合的病害虫管理)資材としても活用できると考えます。」
と言うことで、現在難防除害虫で困っているトマトのタバココナジラミバイオタイプQや、茶のチャノミドリヒメヨコバイの防除には威力を発揮することと思われます。
イチゴのアブラムシやコナジラミにも適用がありますが、注意事項に「ミツバチを放飼している圃場では使用しない」とあったので影響があるのかもしれません。要確認です。
技術的な情報や発売時期などは追ってご案内いたします。
今日は取り急ぎ登録内容のご紹介を。
コルト顆粒水和剤の登録内容(2010.10.20)

有効成分 :ピリフルキナゾン 20.0%
毒 性 :普通物
危険物区分 :−
魚毒性 :B類相当
以上です。