清水区の北部で数ヶ所にスワルスキー(スワルスキーカブリダニ)、スパイカル(ミヤコカブリダニ)、アフィパール(コレマンアブラバチ)+アフィバンク(ムギクビレアブラムシを寄生させたバンカープラント)を導入してあります。
カブリダニが小さすぎて写真でお見せできないのがとても残念なのですが、4月上旬〜中旬に導入した圃場で、ほとんどの葉面にスワルスキーとスパイカルの数多い定着が確認できました。
例年、この時期はアザミウマ類、コナジラミ類、ハダニ、アブラムシに悩まされるとのことでしたが、今年は害虫の被害が皆無。
天敵導入に併せて大量に設置した「ホリバー」の効果もあるようで、IPM区以外の圃場でも、害虫の発生はあるものの、コナジラミなどの密度も低く抑えられていて生産者の方には喜んでいただいています。
今日、興味深かったのはカブリダニは通常葉裏にいるものとばかり思っていましたが、スワルスキーもスパイカルも葉表で多く見られたことです。
このまま収穫が終わる7月初旬まで害虫を抑え続けてもらいたいものです。
この定着量から考えれば期待大ですが。
写真はナスに訪花するナチュポールブラック(クロマルハナバチ)