生産者の皆さんが利用される多くの商品を扱うようになっています。
今日は苗でお世話になっているKさんから「ミニトマトの着色がおかしい」という相談を受けていたので、種苗メーカーの技術員の方と圃場へお邪魔してきました。

黄化葉巻耐病性品種のミニトマト「リトルジェムTY」を栽培しています。
着色不良は、トマトの上部(ヘタに近い肩の部分)から赤らんできて、全体が色付かないでマダラになってしまうものです。
着色不良の要因の多くは窒素過多や日照不足とされていますが、ここのところの天候不順が影響しているのかもしれません。
ただ、全体的に樹勢がおとなしく、誘引方法による茎の急激な湾曲による養分の転流阻害や、病害による障害が懸念されるところでした。
時期作は誘引方法や定植時期を再検討するということで今日のところは失礼しました。

リトルジェムTYの収穫果実

もちろんクロマルハナバチのナチュポールブラックをご利用いただいています。
栽培面だけから考えれば、酷暑の時期を避けて定植時期を遅らせることは長い栽培期間を順調に乗り切るためにはより良い選択でしょう。
でも、生産者が考えなくてはいけないことは、収穫量のみならず、お客様である販売先がいつ生産物を供給してほしいのか?
そのピークはどの時期なのか?など、供給する立場としてお客様の要求にも応えて行くことなのでしょう。
収量と栽培管理のバランスをとるということは、「栽培」と「販売」の両面のバランスをとるということなのでしょうね。
この後Kさんの友人でトマトを栽培している、これまたKさんの圃場にお邪魔して話を聞いてきました。
やっぱり果実の肩の部分から赤らんできて、全体が着色しない症状があるそうです。
品種の特性ではないことを確認して、じゃあ次はどんな対策を打ったらいいのか?
でもお天道様にはかなわないのか?・・・
模索の日々です。